精子の量が増える? 「亜鉛」の増大効果とは?

男性機能向上を目指す男性にとって良いとされる栄養素の1つに「亜鉛」があります。
亜鉛というと「海のミルク」牡蠣、豚レバーや卵黄などに多く含まれていて、精子の量を増やす働きが期待できることから精力増進や男性妊活には欠かせない存在です。
さて、そんな亜鉛ですが“ペニス増大”においても非常に重要な成分とされますが、それはなぜでしょうか?
精子が増えるとペニスが大きくなる……?
今回は、そんな亜鉛についての知識を深める記事です。

人体の必須成分「亜鉛」とは?

成人で約2,000mg、ほとんどが筋肉や骨の中に存在しています。
骨格筋、骨、皮膚、肝臓、すい臓、前立腺、脳や腎臓など消費されるタンパク質合成にかかわる重要な役割を担っています。
体内では生成できない必須ミネラルは16種ありますが、亜鉛もその1つです。

食事やサプリメントで補う必要がある

亜鉛はアミノ酸からたんぱく質を再合成する働きやDNA合成に必要で、胎児から成人まで基本的な生命維持に欠かすことができません。
しかし、体内で生成できないため食事やサプリメントで必要な量を摂取する必要があります。

亜鉛不足に陥るとどうなる?――味覚障害、免疫低下、成長障害やEDも

平成25年に行われた国民健康調査によると、男女ともに推奨量が下回っています。
人体の200を超える酵素を構成する重要なミネラル成分である亜鉛が不足すると、次のような症状が起こります。

亜鉛不足で起こる症状

・味覚障害
・免疫力の低下
・爪や皮膚の異常
・成長障害
・ED   など

亜鉛の摂取基準量は年齢などによって異なる

15~17歳頃までは年齢が上がるにつれて必要量も増えていきます。
男性の場合は1~2歳3mg/日、6~7歳5mg/日、10~11歳7mg/日という具合で増えていき、15~69歳までは10mg/日(上限40~45mg/日)です。
女性の場合は1~11歳まで男性と同じ基準量ですが、12歳以降は1~2mg/日少ない基準量となっていて15~69歳までは8mg/日(上限35mg/日)です。
女性は男性よりも若干少なめの基準量となっていますが、妊婦や授乳婦は2~3mg/日をプラスして考えます。

亜鉛に期待される増大効果と要因

まず、亜鉛に期待できる効果ですが、次の通りです。
・味覚を正常に保つ
・抗酸化作用
・免疫力の向上
・成長促進
・髪や肌の健康を整える
・精子量を増やす
・うつを緩和   など

「精子量が増加する=精力増進が期待できる」というロジックに関してはそう難しくないものの、精子量が増えることとペニス増大がどのように結びつくのでしょうか。

亜鉛は新しい細胞を作り出すうえで必要

亜鉛のたんぱく質再合成作用や骨の成長促進作用などは、簡単に言い換えると「新しい細胞を作る」ということです。
精子の生成を促進する作用も同様に、体中の細胞が受けるダメージ(活性酸素)を回復させ入れ替わりを助長する効果があるわけですが、当然ペニスの細胞も成長させます。

亜鉛自体がペニスを大きくするわけではない……?

兎にも角にも亜鉛が人体に必要不可欠であることは間違いありませんが、「亜鉛は精子の量を増やすだけでペニス増大には効果がない」とする意見もあります。
確かに亜鉛で期待される効果には、直接ペニスを増大させるものはありません。
しかし、精子の量が増える=性欲が増す=勃起しやすくなる=ペニスの成長が助長されるという具合で効果が期待できるほか、“ペニス増大サプリと併用”することでその期待がさらに大きなものになると考えることができます。

亜鉛が多い食べ物

亜鉛が多い食材というと、何といっても「牡蠣」でしょう。
そもそも牡蠣には豊富な栄養素が含まれているわけですが、食品成分表(文部科学省)によると牡蠣100g当たりの亜鉛含有量は約13.2mgであり、こちらも多く含まれているといわれる「豚レバー」の6.9mgと比べ2倍近いことからもそのことがよくわかります。
その他、亜鉛含有量が多い食材には次のようなものがあります。

日常摂取しやすい亜鉛含有量が多い食材

【肉類】
豚レバー/6.9mg、牛もも赤身/4.4mg、鶏もも(皮なし)/2.0mg
【魚介類】
牡蠣/13.2mg、うなぎ蒲焼/2.7mg、ホタテ(生)/2.2mg、シジミ/2.1mg
【大豆製品】
高野豆腐/5.2mg、納豆/1.9mg

一緒にビタミンCを摂ると吸収効率アップ

亜鉛の腸管吸収率は約30%といわれ、食べ方次第では十分に吸収できていないことも考えられます。
吸収をよくするためにはビタミンCと一緒に摂取する方法が良いので、「牡蠣+レモン(かぼす)」「納豆+柚子」「牛もも+オレンジ」など食材の組み合わせを意識すると良いでしょう。

亜鉛は摂り過ぎると副作用がある?

通常の食事から摂取する程度の亜鉛量であれば、副作用が起こる可能性はまずないと考えて問題ありません。
連日、牡蠣を数kgずつ食べ続けるなどの極端に偏った食生活でもない限りは心配ないでしょうが、摂り過ぎると次のような副作用が起こる可能性があるので注意が必要です。

亜鉛の過剰摂取で起こる副作用

・悪心
・嘔吐
・食欲不振
・腹部痙攣
・下痢
・頭痛   など

貧血や免疫機能を低下させる可能性もある

亜鉛を過剰に摂取した場合、鉄や銅の吸収が阻害されることがあり、その結果、貧血、免疫機能の低下や代謝異常などの症状につながる可能性があります。

亜鉛摂取はサプリメントがおすすめ

たとえば牡蠣なら比較的簡単に1日の摂取基準量をクリアすることができますが、だからといって毎日食べ続けるとなれば飽きてしまうでしょうし、金銭的な負担も大きくなりやすいです。
また、栄養価が高すぎて「あたる」可能性やアレルギーなど体質の問題もあるので、効率が良いとはいえません。

サプリメントならとっても簡単!

その点、サプリメントならば簡単かつ安全に亜鉛を補うことができます。
各メーカーから多くの商品が発売されていて、コンビニなどですぐに購入できる手軽さが大きな魅力です。
また、ペニス増大サプリには必ずといって良いほど配合されています。

手軽だからこそ過剰摂取に注意して!

ただし、特にペニス増大サプリを使用する場合など多めに飲み過ぎてしまうことも増えるでしょうから、過剰摂取には十分に注意しましょう。
サプリメントだけで基準量を満たそうと考えるのではなく、食事から摂取する分も考慮して調節することが大切です。

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